『いいデザイナーは見ためのよさから考えない』
こんにちは!勤労奨学生のけいやです。
今回私が紹介する本は、
『いいデザイナーは見ためのよさから考えない』という本です。
私は明星大学デザイン学部に所属しています。
この本は、勉学で様々な知識を得るためにも、
またプライベートでも簡単に読むことができる一冊です。
「デザイン」とはなにか。
世間ではこのキーワードをよく耳にすると思います。
しかし、このキーワードの誤った捉え方をしてしまっている人が
多いのではないかと思います。
単に色や形をつくり、見ためのよさをデザインすることが
デザイナーではありません。
かつてはそうだったかもしれませんが、
現代は「デザイン」にも「多様性」が求められている時代なのです。
プレゼンテーションやコミュニケーションができる人、
新しい企画ができる人など、「モノ」だけではない
デザインの能力が必要とされています。
この本にはプレゼンテーションの上手な伝え方や
レイアウトを行ううえでの大切なことなどの
要点がまとめられています。
見ためばかり考えすぎて着目する点を見失い、
相手に上手く伝えることができなくなって
しまっている方の悩みを解決してくれる本だと思います。
この本を読んだ後のあなたは、きっと何かテーマを掲げて
新しい作業に取り組めるはずです。
『いいデザイナーは、見ためのよさから考えない』
出版社: 星海社、講談社 (発売)
著者: 有馬トモユキ
出版年:2015年4月
配架場所:日野図書館 (B1F);一般書架
請求記号:757||A72
勤労奨学生*けいや(デザイン学部4年)
図書館の学生スタッフ(勤労奨学生)が
定期的におすすめ本の紹介をしています。
(書影の掲載には紀伊國屋書店様のご協力を得ています。)
『世界から猫が消えたなら』
こんにちは!
勤労奨学生ののんたんです。
今回紹介するのは、何気ない日々の中にあふれる
「大切な存在」に気づかせてくれる本です。
余命いくばくと告げられた「僕」は、
自分の姿をした陽気な悪魔と出会います。
アロハシャツを着た悪魔はこんなことを言いました。
「「僕」は明日死んでしまう。
世界から何かひとつを消すたびに
1日寿命を延ばす権利を与える。」
それから1週間、毎日世界から何かがひとつずつ
消えていきます。電話や映画、時計、猫、そして自分。
なくなってから気づく大切なもの。
そして大切な人とのつながり。
「僕」が「大切な存在」に気づきはじめ、
少しずつ前に進み出します。
ストーリーの途中では、悪魔の魔法により「僕」と一緒に暮らす
猫の「キャベツ」が人間の言葉で話すようになります。
言葉が通じるようになると、「僕」は「キャベツ」に自分の
気持ちを勘違いしていると怒られてしまいます。
私はこのとき、はっとしました。
いつも一緒にいる家族さえも、
きちんと伝わっていないことがあるかもしれない。
ちゃんと話をすること、相手に自分の想いを
伝えることの大切さを感じました。
初めての方はもちろん、今までに読んだことがある方にもおすすめです。
この本を読んだなら、きっと「大切な存在」が
心に浮かんでくるでしょう。
読むたびに変わっていくものもあれば、
ずっと変わらないものもあるかもしれませんね。
そんなことを楽しみながら読んでみてはいかがでしょうか。
『世界から猫が消えたなら』
出版社: マガジンハウス
著者: 川村元気
出版年: 2012年10月
配架場所: 日野図書館 自動化書庫
請求記号: 913.6||Ka95
勤労奨学生*のんたん(教育学部4年)
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(書影の掲載には紀伊國屋書店様のご協力を得ています。)
『おおきな木』
こんにちは!勤労奨学生のももです。
今回紹介する本は、無償の愛について
考えさせられるストーリーです。
この本は大学の授業で絵本調べをした際に
出会った大切な1冊です。
大人になっても考えさせられる、
長く付き合っていくことのできる本だと感じたので紹介します。
リンゴの木と少年は、お互いの事が大好きな友達でした。
かくれんぼや木登りをして一緒に遊んでいましたが、
少年が大人になるにつれ、どんどん木から遠ざかっていきました。
そんな少年に対して、自分の体を削ってまで
大好きな少年に対して愛を与え続けるリンゴの木。
見返りを期待することなく、少年の幸せを願い続けるリンゴの木。
リンゴの木は愛を与えることに幸せを感じるのです。
無償の愛とは何なのだろうか…。
読み手によっても解釈が異なってくる
奥深いストーリーです。
私は、最後のページの
「それで木はしあわせでした。」
という言葉に胸を打たれました。
リンゴの木と少年、どちらに感情移入しても
読み応えのある1冊です。
読んだことのある人もない人も、
何度も繰り返し読んでみてください。
きっとこれからたくさんの愛に気付くことができるようになるはずです。
『おおきな木』
出版社: あすなろ書房
著者: シェル・シルヴァスタイン作・村上春樹訳
出版年: 2010年9月
配架場所: 日野図書館 (B1F);一般書架
請求記号: 376.159||Si4
勤労奨学生*もも(教育学部4年)
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『禍いの科学‐正義が愚行に変わるとき』
こんにちは!勤労奨学生のりょうです。
今回は、これまで科学が開けてきた
パンドラの箱を知ることができる本を紹介します。
科学というのは誰かの利益のために発達しますが
その科学が誰かの禍いになることも多々あります。
科学が生み出した功罪とそこから得られる知見が興味深いので紹介します。
この本には7つの発明について書かれています。
ロボトミー手術やビタミンCの多量摂取など、
開けてしまったパンドラの箱を閉められなかった
科学者らの話はとても面白いです。
そしてこの本に学ぶ最後の章には、
「過去に学ぶ教訓」がまとめて挙げられています。
そこで私が目に留まったのは、
「すべてのものには代償があり、
ただ一つの問題はその代償の大きさだけだ」
という言葉です。
魅力的なものに遭遇した時、
その代償を考えなくてはならない、ということです。
大学生になり、これまで以上に魅力的なものに出会うことが多いですが、
その魅力的なものとはどんな代償があるのか?
この本を読むと、ふとそんなことを考えるようになります。
『禍いの科学‐正義が愚行に変わるとき』
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社
日経BPマーケティング (発売)
著者:ポール・A・オフィット著 ; 関谷冬華訳
出版年: 2020年11月
配架場所:日野図書館 (2F);育星会コーナー
請求記号:404||O19
勤労奨学生*りょう(心理学部3年)
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