『おおきな木』
こんにちは!勤労奨学生のももです。
今回紹介する本は、無償の愛について
考えさせられるストーリーです。
この本は大学の授業で絵本調べをした際に
出会った大切な1冊です。
大人になっても考えさせられる、
長く付き合っていくことのできる本だと感じたので紹介します。
リンゴの木と少年は、お互いの事が大好きな友達でした。
かくれんぼや木登りをして一緒に遊んでいましたが、
少年が大人になるにつれ、どんどん木から遠ざかっていきました。
そんな少年に対して、自分の体を削ってまで
大好きな少年に対して愛を与え続けるリンゴの木。
見返りを期待することなく、少年の幸せを願い続けるリンゴの木。
リンゴの木は愛を与えることに幸せを感じるのです。
無償の愛とは何なのだろうか…。
読み手によっても解釈が異なってくる
奥深いストーリーです。
私は、最後のページの
「それで木はしあわせでした。」
という言葉に胸を打たれました。
リンゴの木と少年、どちらに感情移入しても
読み応えのある1冊です。
読んだことのある人もない人も、
何度も繰り返し読んでみてください。
きっとこれからたくさんの愛に気付くことができるようになるはずです。
『おおきな木』
出版社: あすなろ書房
著者: シェル・シルヴァスタイン作・村上春樹訳
出版年: 2010年9月
配架場所: 日野図書館 (B1F);一般書架
請求記号: 376.159||Si4
勤労奨学生*もも(教育学部4年)
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