『禍いの科学‐正義が愚行に変わるとき』
こんにちは!勤労奨学生のりょうです。
今回は、これまで科学が開けてきた
パンドラの箱を知ることができる本を紹介します。
科学というのは誰かの利益のために発達しますが
その科学が誰かの禍いになることも多々あります。
科学が生み出した功罪とそこから得られる知見が興味深いので紹介します。
この本には7つの発明について書かれています。
ロボトミー手術やビタミンCの多量摂取など、
開けてしまったパンドラの箱を閉められなかった
科学者らの話はとても面白いです。
そしてこの本に学ぶ最後の章には、
「過去に学ぶ教訓」がまとめて挙げられています。
そこで私が目に留まったのは、
「すべてのものには代償があり、
ただ一つの問題はその代償の大きさだけだ」
という言葉です。
魅力的なものに遭遇した時、
その代償を考えなくてはならない、ということです。
大学生になり、これまで以上に魅力的なものに出会うことが多いですが、
その魅力的なものとはどんな代償があるのか?
この本を読むと、ふとそんなことを考えるようになります。
『禍いの科学‐正義が愚行に変わるとき』
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社
日経BPマーケティング (発売)
著者:ポール・A・オフィット著 ; 関谷冬華訳
出版年: 2020年11月
配架場所:日野図書館 (2F);育星会コーナー
請求記号:404||O19
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