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『ほんとうの「食の安全」を考える : ゼロリスクという幻想』

2021年2月17日   学生スタッフおすすめの本


こんにちは。勤労奨学生のゆずです。

「食べる」ことって、生きていれば
必要な行為ですよね。
私も食べることが大好きです。

しかし私たちが口に入れているものは
果たして安全なのか。
その安全だと思っている情報は
本当に信頼できるものなのか。

今日は、欠くことのできない食を
安全に楽しむための本を紹介します。

 

この本を選んだ理由は、

「“天然”は常に安全なのか」

「安全基準は厳しければいいのか」など

 

興味を惹かれる見出しがあり、
食という身近なものについて
深めることが面白そうだと思ったからです。

 

特に印象的に感じたことは、

 

「通常農法で使用される残留農薬がガンの原因となる、

 という主張が多く存在するが、

 それはメディアによる情報の切り取り方の問題である」

 

という一文です。

 

市場に並んでいる野菜は
農薬を使って育てたものであっても、
残留農薬は基準値以下であり
人体に悪影響を与えることはない、
ということで、実質、“安全”なんだと実感しました。

 

情報の切り取り方によって、
食の安全について間違った知識を
持ってしまうことも現代ならではの問題だと思いました。

今食べているものが
これからの自分の体になっていくので
今日から口に入れるものの安全性について
少し気にしながら生活をしてみようと思いました。

 

これからは、情報を鵜呑みにして
偏った概念を持たないようにしたいです。

他にも、概念が変わるような
発見が詰まっている本なので
ぜひ手に取ってみてください!

 

『ほんとうの「食の安全」を考える : ゼロリスクという幻想』
出版者: 化学同人
著者: 畝山智香子
出版年:2009年
配架場所: 日野図書館 電子ブック
 ※ページ右下に表示される「参照URL」をクリックすると閲覧可能です。

 

メリアン*ゆず (教育学部3年)

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(書影の掲載には紀伊國屋書店様のご協力を得ています。)

 

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