『高校野球100年史』お薦め本の紹介
「ボールが遠い!逃げていく!ボールが逃げていくライトへ!バッターがホームへ向かう・・・サヨナラ!あまりにもかわいそう!」
こんにちは!勤労奨学生の小河原です。
もうすぐセンバツ甲子園が開幕しますね。プロ野球ファンの私にとっては、ドラフト候補の選手たちがどんな活躍を見せてくれるのかという期待で胸がいっぱいです。(もちろん他の選手にも注目です!)
今回ご紹介するのは、今の時期にピッタリな『高校野球100年史』です。
さて、冒頭の一文は平成最初のセンバツ甲子園決勝、東邦VS上宮戦における衝撃的な結末を目の当たりにした水谷勝海アナウンサーの悲痛な叫びです。
甲子園中継の合間に放送される『センバツ球春譜』で「逃げていった初優勝」として度々紹介されるため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
これ以外にも、甲子園ではたくさんの名場面・名実況が誕生しました。
決勝戦だけでも、松山商業・矢野勝嗣選手の「奇跡のバックホーム」が勝敗を決定づけた1996年夏、9回表の驚異的な追い上げと「日本文理の夏はまだ終わらない!」という実況が印象的な2009年夏・・・そんな名勝負の数々を一気に楽しむことができるのが、今回紹介する『高校野球100年史』です。
甲子園は1915年に「全国中等学校優勝野球大会」として幕を開けました。
誕生間もないころからエピソードが盛り沢山で、第3回大会では愛知一中が敗者復活から勝ち上がった決勝戦で、敗北寸前まで追い詰められながらも降雨ノーゲームに助けられて優勝という大番狂わせを起こしました。第19回大会では中京商の吉田正男選手と明石中の中田武雄選手が合わせて583球を投げ切った延長25回に及ぶ大熱戦が世間を賑わせました。
皆さんもこの本を見て甲子園に思いを馳せ、センバツをより深く楽しんでみてはいかがでしょうか。
『高校野球100年史』
出版社:東京堂出版
著者:森岡浩
出版年:2015年6月
配架場所:日野図書館 (B1F);一般書架
請求記号:783.7||Mo62
勤労奨学生 小河原(人文学部日本文化学科2年)
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