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『日本のオンライン教育最前線』

2021年5月17日   教職員(star books)おすすめの本


こんにちは。
図書館勤労奨学生のまおです。

今回は、日本のオンライン教育についての本を紹介します。

「日本は学校ICT後進国だった」
これは、この本のプロローグに書かれた一文です。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、
日本の学校のICT環境設備に大きな遅れがあることが
浮き彫りになりました。

学校の臨時休校に伴い、
世界中が次々とオンライン授業を導入する中、
日本で双方的なオンライン授業を導入できた学校はわずか5%。
日本の児童生徒は一時学習や学校生活に
歯止めをかけられてしまいました。

2019年にはデジタル教科書の導入や
一人一台情報端末を利用できる環境設備が進められ、
日本の学校もICT化が進んでいるように感じます。

しかし、世界的に見ると日本は大きな後れを取っています。

この本では、そんな日本の学校の問題点と
現在進められている対策を、海外のオンライン授業例を
交えながら紹介しています。

学校教育について知識がなくても、
日本の学校の現状や海外との差について
理解がしやすい一冊だと思います。

日本の学校が大きく変わろうとしている今、
ぜひ読んでみてください。


『日本のオンライン教育最前線』
出版社: 明石書店
著者: 石戸奈々子
出版年:2020年10月
配架場所: 日野図書館  (B1F);一般書架
請求記号: 375.199||I72

メリアン*まお(教育学部3年)

図書館の学生スタッフ(Meisei Student Librarian 略してメリアン)が
定期的におすすめ本の紹介をしています。

(書影の掲載には紀伊國屋書店様のご協力を得ています。)

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明星大学の教員と職員、そして図書館の勤労奨学生がおすすめの本や新着本から、図書館の活用法などを紹介するブログです。

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