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建築の技術と心を知る50冊(スターブックス シリーズpart.4)

2018年03月19日   教職員(star books)おすすめの本

明星大学図書館「スターブックス」シリーズpart.4
理工学部建築学系推薦!
建築の技術と心を知る50冊

(資料タイトルをクリックすると明星大学図書館蔵書検索(OPAC)画面へ移動します。)

『日本の建築 -歴史と伝統』

太田博太郎【著】 ちくま学芸文庫

日本建築史の泰斗が、時代の経済状況・社会制度から人々の生活・考え方までを考慮しつつ、歴史的建築を論じた、生き生きとした日本文化論。

(推薦:加藤隆久)

『環境デザイン講義』

内藤廣【著】

「光」「熱」「水」「風」「音」―我々をとり巻く空気環境や設備環境について人間の身体経験や感性の側からとらえなおす。

(推薦:齋藤哲也)

『街並みの美学』正,続

芦原義信【著】 岩波現代文庫

人間のための美しい街並みをつくる創造的手法を具体的に提案した街並みづくりの基本文献。

街並みは歴史、風土そして人々の空間認識などで形作られる。この本は世界の街並みを比べ、街並みを良くする工夫などがわかりやすく説明されている。初版から37年だが内容は全く古びず、評価は確立され、建築を学ぶ学生だけでなく建築やまちに興味のあるすべての人に勧められる名著である。

(推薦文:加藤隆久)

『人はなぜ建てるのか』

香山壽夫【著】

[目次]
かたちといのち
1:建築家の仕事を問い直す
2:人を育てる空間
3:共同体の空間
4:風景を旅する
5:持続する建築と都市
6:森に還ろう

真の教育者であり建築家である香山 壽夫が語りかける。筆者は人間社会そして自然の諸相に関わる建築を通しての思考を「人はなぜ建てるのか」という問いとして収斂している。「建築とは今ここにいる私と誰かを共にひとつに包むことである」というように平易な言葉を使いながら本質と核心に迫ってくる。建築をつくる者、建築を教える者、そして建築を学ぶ者にとって精神的な基盤となる書である。

(推薦文:村上晶子)

『カテドラルを建てた人びと』

ジャン・ジェンペル【著】 SD選書

フランスのカテドラルをつくった建設者たちの物語。そして中世の建築家の姿と社会背景を浮き彫りにした総合書。

(推薦:村上晶子)

『代謝建築論 -か・かた・かたち』

菊竹清訓【著】 復刻版

[目次]
1:デザインの方法論
2:伝統について
3:目に見えるものの秩序
4:目に見えないものの秩序
5:建築は代謝する環境の装置である
6:建築家と思想

(推薦:村上晶子)

『空間に恋して -象設計集団のいろはカルタ』

象設計集団【編著】

沖縄の衝撃、十勝の日常、台湾の持続。象設計集団33年の全容。

(推薦:村上晶子)

『集落の教え100』

原広司【著】

建築家原広司が、そのライフワークである世界の集落調査をとおして受けた空間デザインに関する教え100フレーズ

(推薦:村上晶子)

『かたちのデータファイル -デザインにおける発想の道具箱』

高橋研究室【編】

人間-環境系に関する「かたち」のデータと資料がまとめられた一冊。

Ⅰかたちのことば/Ⅱかたちの知覚/Ⅲかたちの技術/Ⅳかたちの幾何学

デザインを志向する者にとっての実践の書として必携といえるものである。全体は4章で構成される。初めの2章はかたちに関する古典的な解釈や知覚・認知に関する諸理論を中心とした資料を整理・編集されたものである。第3章は設計の道具となる尺度についてかたちの技術として収集されている。古典的な理論でもあるが、日本と西洋のかたちの規範の再やかたちをつくるための人間の歴史そのものが感じられる。最後の章では建築形態に現れる「美しいかたち」の幾何学的性質とその応用によって数学的に解説され、まさに発想の道具箱となるものである。

(推薦文:村上晶子)

『それでも建てたい家』

宮脇檀【著】

新築、改築、増築、改装。マンションや建て売りの選択。さて、何から考え始めたらよいのでしょうか。書斎は必要か、リビング・ルームは不要か…。いかに住むかを追求し続けてきた住宅建築家が、その設計思想とアイデア、職人や資材の事など、家づくりの基本と応用を伝授します。

(推薦:村上晶子)

『都市のイメージ』

ケヴィン・リンチ【著】; 丹下健三, 富田玲子【訳】

イメージアビリティという独自の概念を半世紀前に提唱し、都市デザインの世界に新風を吹き込んだ書。美しく、楽しい、喜びある都市の姿とは。都市に暮らす人びとの視覚・心理・行動様式に着目し、豊かな生活拠点を築くためのデザイン原理を考究する。読み継がれる名著。

(推薦:村上晶子)

『パタン・ランゲージ ―町・建物・施工』

C.アレグザンダー,ほか【著】

建築と計画にたいするまったく新しい取り組み方を述べるシリーズのうちの第2部にあたる。
原著 (OxfordUniversity Press, 1977) の全訳。

(推薦:村上晶子)

『かくれた次元』

エドワード・T.ホール【著】

『沈黙のことば』を著した人類学者ホールの第二の書。空間の利用が文化によっていかに影響されるかについて独自の見解を述べる。

(推薦:村上晶子)

『建築と庭 -西澤文隆「実測図」集』

西澤文隆「実測図」集刊行委員会【編】

西沢文隆(にしざわ-ふみたか):
昭和時代の建築家。大正4年生まれ。庭や古建築の実測と日本の風土にあったコートハウス(中庭型住宅)で注目された。

(推薦:村上晶子)

『らくらく図解アンケート分析教室』

菅民郎【著】

第1部 基礎編
第2部 解析手法編
第3部 実践編

(推薦:村上晶子)

『火山のふもとで』

松家仁之【著】

松家仁之デビュー長編小説。国立現代図書館設計コンペの闘いと若き建築家のひそやかな恋を、軽井沢の山荘に流れる幾層もの時間が包みこむ。

(推薦:齋藤哲也)

『建築への思索 -場所を紡ぐ』

益子義弘【著】

建築原論。
1 場所の素景
2 場所の生成
3 場所の骨格
4 場所を紡ぐ

(推薦:齋藤哲也)

『デザインのデザイン』

原研哉【著】 

 

MUJIブランドの国際的成功の立役者でもあるデザイナー原研哉の著書。
アジア各国語版をはじめ多言語に翻訳されている。

少しでもデザインに関心のある人は興味深く読めるでしょう。「デザインをする」とは何かを知ることができます。読了し、自分の身のまわりにあるモノの見方や感じ方が変われば、それがデザインの入口です。

(推薦文:齋藤哲也)

『海の都の物語 -ヴェネツィア共和国の一千年』

 塩野七生【著】 新潮文庫 全6巻

葦におおわれた潟に建国され、一千年にわたりその自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国の壮大な興亡史。

(推薦:加藤隆久)

『木に学べ -法隆寺・薬師寺の美』

西岡常一【著】

法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂や西塔などの復元を果たした最後の宮大工棟梁・西岡常一氏が語り下ろしたベストセラー。

(推薦:齋藤哲也)

『建築とは何か -藤森照信の言葉』

藤森照信【著】

藤森照信(ふじもりてるのぶ):
建築家としても活躍する建築史家。触覚を強く刺激する独自のデザインで注目される。

(推薦:齋藤哲也)

『建築の大転換』

伊東豊雄, 中沢新一【著】 増補版 ちくま文庫

いま日本に必要な建築とはなにか。3・11からの復興、エネルギーの存在論、コミュニティの再生、都市と地方の新たな関係、自然と人工のつながり―。

(推薦:齋藤哲也)

『建築20世紀』part1,part2

新建築 第66巻2,8号

鈴木博之, 中川武, 藤森照信, 隈研吾【監修】

 

PART 1:
1991年1月臨時増刊
創刊65周年記念号

PART 2:
1991年6月臨時増刊
創刊65周年記念号

20世紀の世界および日本の建築を、約850掲載している。写真・解説ともに充実しており、近現代建築の全体像をつかむことができる。大変わかりやすく、楽しく学べる本である。

(推薦文:高橋彰子)

『アースダイバー』

中沢新一【著】

縄文地図を片手に、東京の風景が一変する散歩の革命へ。見たこともない、野生の東京が立ち上がる。誰も書かなかった東京創世記。

(推薦:齋藤哲也)

『日本の建築空間』

新建築  第80巻14号 2005年11月臨時増刊

青木淳, 後藤治, 田中禎彦, 西和夫, 西沢大良【監修】

飛鳥時代から21世紀まで、「空間」という視点で選んだ100の日本建築を、写真を中心に紹介。

(推薦:高橋彰子)

『日本の風景・西欧の景観 ―そして造景の時代』

オギュスタン・ベルク【著】

主体―客体2元論たる近代景観論の解体を論じ、ポスト・モダンの風景=〈造景の時代〉を予見する。

(推薦:齋藤哲也)

『地域社会圏モデル』

山本理顕, 中村拓志, 藤村龍至, 長谷川豪【著】

建築のちから〈03〉

「国家と個人のあいだを構想せよ。」

(推薦:齋藤哲也)

『設計のための建築環境学 -みつける・つくるバイオクライマティックデザイン』

日本建築学会【編】

 

1章 目でみる建築環境
2章 みつける・つくる建築環境
3章 バイオクライマテックデザインの系譜

昨今のエネルギー事情を踏まえると、できるだけ少ないエネルギーで快適に暮らすことのできる住宅を設計することが必要である。本書は、光・熱・空気といった環境要素の原理を学び、建築設計や生活に活かす方法にフォーカスし、解り易く解説している。

(推薦文:小笠原岳)

『沈黙の春』

レイチェル・カーソン【著】

自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、生涯をかけて闘ったR・カーソン。歴史を変えた20世紀のベストセラー。

(推薦:小笠原岳)

『自然共生建築を求めて』

宿谷昌則【著】

エネルギー問題や環境問題を背景として、建築環境を調整する技術とは何か。いま現在の著者が考える答えを記した書。

(推薦:小笠原岳)

『建物はどのように働いているか』

エドワード・アレン【著】

建物の働きと仕組みに関する広範なことがらを一巻にまとめた本。
建築には、時間・空間・スタイルを超越した理法が存在する。

(推薦:高橋彰子)

『コミュニティデザイン ―人がつながるしくみをつくる』

山崎亮【著】

モノを使う人達のつながり=コミュニティのデザインを切り開いた著者による、社会の課題を解決するしくみづくり。

(推薦:高橋彰子)

『構造と感性 -構造デザインの原理と手法』

川口衞【著】 

 

スペースフレーム、空気膜構造、吊り構造、パンタドーム構法、木と鉄のハイブリッド構造。斬新な構造を常に追求してきた川口衞の集大成。

我が国を代表する構造家の一人、川口衞先生の集大成。日本建築学会大賞受賞記念出版。構造デザインは全人格的な自由な発想に基づくという川口衞先生の様々な実例を豊富な図・写真で解説。スペースフレーム、空気膜構造、吊り構造など構造デザインの自由さ、多様さ、楽しさを感じてほしい。

(推薦文:立道郁生)

『新しい建築のみかた』

斎藤公男【著】 

古今東西のアーキニアリング・デザインの世界 ――イメージとテクノロジーの交差点を描き出す。

(推薦:立道郁生)

『力学・素材・構造デザイン』

坪井善昭 [ほか]【著】

第1章 素材と空間構造デザイン,
第2章 構造デザインにおけるスケールの概要,
第3章 空間構造における力の流れと、支え方のデザイン, ・・・全11章。

(推薦:立道郁生)

『宮脇檀の住宅設計テキスト』

宮脇檀建築研究室【著】

宮脇檀と研究室が、20年の設計の軌跡をまとめ、住宅設計は、いかに進めるべきか?いま住宅に何が求められているか?住まいの考え方、手法、技術、ディテールのすべてを公開。

(推薦:高橋彰子)

『空間のエコロジー -空間の認知とイメージ』

加藤孝義【著】

動物や人間と空間・環境の間にある、巧みな仕組みや不思議な関係を、生態学(エコロジー)的視点から解きあかす。

(推薦:高橋彰子)

『地球のしくみ』

新星出版社編集部【編】 

 

第1章 プレートとプルームのテクトニクス,
第2章 地球の歴史,
第3章 マグマと火山,
第4章 断層と地震,
第5章 岩石と地球の調べ方,
第6章 地球表面から宇宙まで,
第7章 地球の楽しみ方

地球46億年の歴史がカラー図解を用いてわかりやすく述べられている。大陸や海洋の形成、生物の誕生と進化、火山や地震活動のしくみが項目毎に解説されており、読者は興味のある項目から読み進めればよい。地球の歴史やスケールに対して我々人類や人工構造物がいかにちっぽけなものかが思い知らされ、小さくまとまった価値観を見直す良い機会にもなる。

(推薦文:年縄巧)

『地震と防災 -”揺れ”の解明から耐震設計まで』

武村雅之【著】 中公新書

最新の研究成果とそこに至る歴史をひもとき、地震を理解するための基礎知識と、予測や耐震設計など地震対策の現状について平易に解説する。

(推薦:年縄巧)

『大地動乱の時代 -地震学者は警告する』

石橋克彦【著】 岩波新書

小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。

(推薦:年縄巧)

『インテリアと日本人』

内田繁【著】

わが国を代表するインテリアデザイナーが、創作の実際に則して「日本的空間」の特質を解きあかす。

(推薦:高橋彰子)

『西洋建築史図集』

日本建築学会【編】 3訂第2版

古代、初期キリスト教・ビザンチン・イスラム、中世、近世、それぞれの著名な建造物を図版で辿る。個々の建造物と建築家に関するデータ・解説を付す。

(推薦:高橋彰子)

『土質力学』

河上房義, 森芳信, 柳沢栄司【共著】 第8版

1956年の刊行以来、多くの大学や高専で採用され、高い評価を得てきた教科書の改訂新版。地盤工学への展開を見据えた、土の力学に偏らない幅広い基礎を網羅。

(推薦:矢島寿一)

『土の強さと地盤の破壊入門』

土の強さと地盤の破壊入門編集委員会【編】

土の強さと地盤の破壊という複雑な世界を平易な言葉で伝える。土質工学会による、類書の少ない絶好の入門書。

(推薦:矢島寿一)

『新編 地盤と構造物 -地質・土質と鉄道土木失敗と成功の軌跡』

池田俊雄【著】

第二次大戦後から現在に至る、ほぼ50年余にわたる鉄道建設、改良、保守、災害等における地質・土質に関連した問題を、著者の経験を主として書き下ろした書。

(推薦:矢島寿一)

『プロが教える橋の構造と建設がわかる本 -計画、設計から、基礎、橋脚、架設などの工事構造、工法、維持までさまざまな橋を実例で解説!』

藤野陽三【監修】 史上最強カラー図解

計画、設計から、基礎、橋脚、架設などの工事構造、工法、維持までさまざまな橋を実例で解説。

(推薦:鈴木博之)

『橋を見に行こう ―伝えたい日本の橋』

平野暉雄【写真・文】

全国47都道府県の150橋を一挙紹介。

(推薦:鈴木博之)

『日本の名橋完全名鑑 -史上初!橋探訪ビジュアルガイド』

日本橋梁建設協会【監修】

北海道から沖縄まで 、日本国内の名橋を網羅する。豊富なカラー写真と共に、各橋ごとの解説やデータも充実。

(推薦:鈴木博之)

『コンパクト建築設計資料集成』

日本建築学会【編】 第3版

現代社会における住宅の抱える諸課題を見据え編集。今日の建築を知り、未来への糧が凝縮された必携の1冊。

(推薦:高橋彰子)

『コンパクト建築設計資料集成「住居」』

日本建築学会【編】 第2版

現代社会における住宅の抱える諸課題を見据え編集。今日の建築を知り、未来への糧が凝縮された必携の1冊。

(推薦:高橋彰子)

 

※書籍の内容および目次情報は各書籍とCiNiiBooksを、人物情報はJapanKnowledgeを参照・引用しました。

明星大学図書館内でスターブックスの冊子を提供しています。

『くちびるに歌を』

「手紙    ~ 拝啓十五の君へ ~ 」
皆さんこの歌をご存知ですか?

これは、歌手のアンジェラ・アキさんが歌い
NHK全国学校音楽コンクールの
課題曲になった歌です。

私は、大学の講義内で、
NHK全国学校音楽コンクール特番である
「続・拝啓十五の君へ」を
視聴したことがありました。

そのことがきっかけで、この本を手に取りました。

産休に入ってしまう合唱部の
顧問の松山先生の代わりに、
1年間の期限付きで
指導をするようになる柏木先生。

いままで合唱部には女子しか
いませんでしたが、
先生目当てで多数の男子生徒が
入部してきました。

やはり、一生懸命やってきている女子と、
練習に対し真面目ではない男子が
激しくぶつかってしまうのです。

そんな時、柏木先生から、
曲名にちなんだ自分への手紙を書く
という課題を与えられました。

みんなが書いた手紙には、
いままで人に言えなかったことや、
自分の気持ちを素直につづった文章が
書いてあります。

それらのことを通して成長する生徒たち・・・。

春に近づいている今読みたくなるような本です。
気になる方は手にとってみてください。

 

『くちびるに歌を』
出版社 :小学館
著 者 :中田永一
発行年 :2011年11月
配架場所:28号館自動化書庫
請求番号:913.6 N43

メリアン*ともや(教育学部2年)

 

図書館の学生スタッフ(Meisei Student Librarian略してメリアン)
が定期的におすすめの本の紹介をしています。

(書影の掲載には紀伊国屋書店様のご協力を得ています)

図書館ブログとは

明星大学の教員と職員、そして図書館の勤労奨学生がおすすめの本や新着本から、図書館の活用法などを紹介するブログです。

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