学生スタッフの図書館って便利だ!

【勤労生レポート】蔵書点検

2025年10月15日   図書館の紹介

こんにちは!勤労奨学生の小河原です。

このブログを読みにくるということは、皆さん筋金入りの図書館マニアですよね。
そんな皆さんにクエスチョン!
毎年3月の頭に、図書館が利用できなくなる日が何日かあるのはご存知でしょうか?
この間に何が行われているでしょう~?

実はこの間に勤労奨学生総出で「蔵書点検」と呼ばれる、一冊一冊のバーコードを手作業で読み取って行方不明になった本がないかを探すという大がかりな業務を行っています。
28号館の図書館だけでなく、資料図書館なども対象になるため、目が回るほど忙しくなります・・・。




蔵書点検で使用するハンディスキャナ

蔵書数の多さだけでなく、下の方の棚にある本を読み取っている際にかかる腰への負担も辛いもの。
しかし、スタッフさんのご厚意でおやつが振る舞われるので、それを楽しみにくる勤労生も少なくないとか・・・。
「俺がこんなに頑張るのもあたり前田のクラッカー」ってなもんですね。

書架の乱れもこの時に直すことが多いです。


勤労生の負担軽減のためにも、利用し終わった資料はしっかりと所定の場所(返却台のブックトラック)に戻してくださいね。

 

勤労奨学生 小河原(人文学部日本文化学科4年)

【図書館勤労生おすすめの本】『ケーキの切れない非行少年たち』

2025年10月10日   学生スタッフおすすめの本

新潮新書<br> ケーキの切れない非行少年たち

こんにちは!勤労生の水島です。
先日、児童精神科医・宮口幸治さんの『ケーキの切れない非行少年たち』を読了したので、その内容についてご紹介します。

『ケーキの切れない非行少年たち』

タイトルだけでも耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
このタイトルは、単に非行少年は包丁の扱い方が下手という意味ではありません。
ケーキを3等分するなどの簡単な作業でさえ困難なほど、手先が不器用だったり認知機能などに課題を抱えていたりする少年たちを象徴しています。

本書では、非行を繰り返して少年院に入っている子どもたちの姿が描かれています。
その多くが、知的障害や学習面での困難を抱えているのにもかかわらず、保護者や学校の教員などにその問題が認識されない、または軽視されてしまうなど、
適切な支援を受けられないまま日々を過ごしてきました。

問題の例を挙げると、本当は勉強したいのに授業に全くついていけない、身体の使い方がよくわからないから体育が苦手…など、問題ではあるけれど、軽視されがちな内容です。

心理学の授業で子どもの発達障害や犯罪心理学などを学んだ私にとって、この本はとても考えさせられるものでした。
彼らの問題行動の原因を突き止めるだけでなく、どうすればその問題を解決できるのかを考え、周りに共有することが重要だと感じました。

私たちはつい、「『悪い人』だから非行を繰り返す」と考えてしまうことが多いかもしれません。
しかし、実際の行動の背景には、できないことやわからないことが積み重なり、適切な支援を受けられなかった現状もあります。
この現実を知ることで、私自身の視野が広がったと感じられるような一冊でした。
心理学を学んでいる方も、そうでない方も、ぜひ読んでみてくださいね。

 

『ケーキの切れない非行少年たち』
出版社: 新潮社
著者: 宮口幸治
出版年:2019.7 

配架場所: 日野図書館 自動化書庫

請求記号: SS||||820

 

勤労奨学生*水島 (心理学部4年)

図書館の学生スタッフ(勤労奨学生)が定期的におすすめ本の紹介をしています。
(書影の掲載には紀伊國屋書店様のご協力を得ています。)

第8回勤労奨学生によるブックフェア「小さな秋を、旅しよう。」を開催中です

2025年10月06日   学生スタッフおすすめの本

図書館では図書館勤労奨学生が1から企画したブックフェアを開催しています。
第8回目となる勤労生フェアは、新入生を応援する本36冊を紹介する内容となっています。

小さな秋を、旅しよう。

今回のブックフェアを担当している勤労生老沼さんによる紹介文です。

秋分の日が過ぎ、少し肌寒い季節となりました。 
秋はいい季節です。 
図書館で、12の○○な秋を集めました。 
あなたも、小さい秋を見つけてみませんか?  

フェアタイトル 「小さな秋を、旅しよう。」

開催期間 2025年10月1日(水)~2025年11月20日(木)
開催場所:明星大学図書館2階
展示資料リスト:こちら(OPACの”公開テーマ”)
貸出期間:1週間(利用者区分に限らず1週間となります。)
担当者: (50音順) T、伊藤、老沼、土井、中村、暴走ニンニク豆腐







図書館所属の勤労奨学生たち36名が5つのグループに分かれて、それぞれにブックフェアを企画しています。
これは2024年3月に実施した図書館勤労奨学生の集合研修で始動した取り組みで、
2024年度に続き2025年度も各回を担当する勤労奨学生のメンバーで本の選定、収集、ディスプレイを実施しています。
ぜひ、足をお運びください。

 

図書館ブログとは

明星大学の教員と職員、そして図書館の勤労奨学生がおすすめの本や新着本から、図書館の活用法などを紹介するブログです。

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