国富論(諸国民の富の性質と原因の研究) 全2巻
An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations

国富論(諸国民の富の性質と原因の研究) 全2巻

著者/アダム・スミス(Adam Smith, 1723-1790)
発行/London, 1776
寸法/H30cm x W24cm
貴重書登録番号/MR145-146

近代経済学の原点、自由主義経済を導く「見えざる手」

需要と供給によって市場価格が決まるという市場原理を唱え、それを神の「見えざる手」と表現した近代経済学の原点ともいえる書。「見えざる手」はあまりにも有名な言葉だが、本書には実は一度しか出てこない。スミスは当時の重商主義や道徳経済を批判し、自由主義経済こそが経済の発展につながると主張した。出版と同年にアメリカ独立宣言が出されるが、スミスは本書の中ですでに、アメリカを手放すのがイギリスの利益になると予測している。

このページの先頭へ戻る