真空に関するマグデブルクの実験
Experimenta nova (ut vocantur) Magdeburgica de vacuo spatio
著者/オットー・フォン・ゲーリケ(Otto von Guericke, 1602-1686)
発行/Amsteldami(Amsterdam), 1672
寸法/H31cm x W20cm
貴重書登録番号/MR661
16頭の馬で引っ張っても離れない。真空を証明した前代未聞の大実験
「真空」を証明したゲーリケは公開実験でも有名。ドイツ・マグデブルクの市長だった彼は1657年、国王フェルディナント3世の前で真空にした半球を使って大気圧の公開実験を行い、真空が物体を引き付けるのではなく、周辺の大気が物体に圧力をかけることを証明。アリストテレス以来の真空というものはないという考えを覆した。本書の扉ページは、2人の学者と真空ポンプ、マグデブルクの半球、静電発電機が描かれている。