ペリー提督日本遠征記 全3巻
Narrative of the expedition of an American squadron to the China Seas and Japan
著者/M.C.ペリー(Matthew C. Perry, 1794-1858) 編/フランシス L.ホークス(Francis L. Hawks, 1798-1866)
発行/Washington, 1856
寸法/H30cm x W24cm
貴重書登録番号/MR3-5
日米交渉の丁々発止や、日本人の詳細な観察記録が面白い
1853年の黒船来航で日本は開国へと舵を切った。本書は、日本に開国を迫ったペリーの、米国出発から浦賀上陸、日米和親条約の締結を経て本国へ帰るまでの貴重な記録である。重要なのは、第一に、日米交渉の丁々発止が描かれている点。第二に、日本人の観察記録が絵入りで紹介されている点。日本の侍はよく呑みすぐ酔う、日本人は何でも混ぜて食べる、日本の女性はお歯黒をしていることを除けば容姿は悪くない、など率直な感想が面白い。