エジプト誌 22冊
Description de l'Égypte

エジプト誌 22冊

著者/制作・編集/ナポレオン1世(Napoléon Bonaparte, 1769-1821)の勅令による調査団
発行/Paris, 1809-1829
寸法/H45-110cm x W29-71cm
貴重書登録番号/―

ナポレオンの勅命で編纂されたフランス出版史上最大の遺産

ナポレオンはエジプト遠征の末、イギリスに降伏する結果となったが、同行した160人以上の学者グループによってまとめられた『エジプト誌』は、ヨーロッパにエジプトブームを巻き起こした。ロゼッタストーン(※1)はその同行学者によって発見され、その後イギリスに渡った。本書には図版が多く含まれ、当時はラムセス2世のオベリスク(※2)が2本建っていたこと、スフィンクスの前足が埋まっていたことなど、現在との違いにも注目したい。

※1 エジプトのロゼッタで発見された石碑。古代エジプト語の聖刻文字、民衆文字、ギリシア文字が併記され、古代エジプト文字の解読に大きな役割を担った。
※2 古代エジプトで神殿に建てられた記念碑の一種。

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