戦争と平和の法
De jure belli ac pacis

戦争と平和の法

著者/フーゴー・グロティウス(Hugo Grotius, 1583-1645)
発行/Parisiis(Paris), 1625
寸法/H25cm x W19cm
貴重書登録番号/MR756

坂本龍馬や勝海舟、榎本武揚にも影響を与えた国際法

三十年戦争(1618~1648)真っ最中のヨーロッパで、戦争の悲惨さを目の当たりにしたオランダの法学者グロティウスは、戦争を紛争解決手段としては認めるが、一定のルールが必要だと思い至る。戦争が法による規制を受けるものであることを始めて定めたのが『戦争と平和の法』で、明星大学所蔵本はその初版である。グロティウスは“国際法の父”と呼ばれるようになり、幕末、坂本龍馬や勝海舟、榎本武揚らも熱心に国際法を学んだといわれる。

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